鉛筆画をぼかしたり馴染ませる「擦筆」や「練り消しゴム」の使い方

鉛筆画では、グラデーションを出したり細かいところを消したりと、普通の鉛筆とプラスチック消しゴムだけだと難しかったりしませんか?

私も鉛筆画を始めたばかりの頃はデッサンに関してなんの知識もスキルもありませんでした。

グラデーションやぼかしたい場所には指や綿棒を使ったり、細かい場所を消す時はプラスチック消しゴムをわざわざ切って”角”を出していました。

そんな時に発見したのが擦筆(サッピツ)と練り消しゴムの2アイテムです。この黄金コンビの紹介と、それぞれの簡単な使い方を紹介していきたいと思います。

擦筆(サッピツ)があればグラデーションも簡単に!

まず擦筆(サッピツ)とは鉛筆の様な形をした紙製の筆のことを指します。硬いのと柔らかい紙質の2種類から選べ、サイズも豊富に揃っています。

鉛筆画などのデッサンではよく使用される画材の一つです。イメージ的には、”紙の表面上”に乗った鉛筆画を紙に馴染ませる役目があり、擦筆でぼかしたい箇所を擦ることによって絵に深みを持たせます。

指や綿棒でも十分に絵をぼかせますが、指先の油が紙に付きその後の鉛筆の乗りが悪くなる場合や汚れた指で絵を触ってしまう場合があります。一方で擦筆の先は尖っているので細かい箇所をぼかすのにも適しています。

 

擦筆の使い方は様々です。基本はグラデーションを生み出すことですが、圧の強弱、角度、手首のスナップなどを変えればどんな物でも描けるようになります。

例えば下書きで鉛筆を直接使うのではなく、柔らかい方の擦筆を使えば後々簡単に下書きを消せます。

絵の具などを使う要領で他の紙から黒鉛を擦筆に付けて直接絵を描くことも出来ますし、さらに硬い方のも合わせて駆使すればかなり多様なテクスチャーを出すことが可能です。

ベースの使い方以外のルールはないので、自分の使い方次第で更に可能性を増やせますよ。

ただ最初は無難に絵全体のバランスを見ながら徐々に使っていくことをお勧めします。硬い擦筆を使用する際は特に、最初から強めに擦って紙に馴染ませ過ぎてしまうと、後で修正することが難しくなることもありますので注意しましょう。
スポンサーリンク

練り消しゴムは紙にも優しい鉛筆画の味方!

練り消しというと小学生の頃の思い出が蘇ったりしますね。練り消しゴムは鉛筆画で最低限揃えた方がいい画材の一つです。

デッサン用に売られている練り消しゴムは小学生の頃遊んでいたものとは品質がかなり違います。練って形を自由に変えられる、 柔らかいため紙を傷めづらいなど、プラスチック消しゴムには無い特徴があります。

形を自由に変えられることで、必要箇所の形に応じて尖らせたり平たくしたり出来ます。

 

感覚的には”ハイライト”を入れる感じでしょうか。

「消す」という能力ではプラスチック消しゴムの方が優れています。ただ練り消しゴムは手の熱で柔らかくなるので、紙にダメージを与えずに使用することが可能です。

また、練り消しゴムを使う強度を変えることで紙上に余った黒鉛を取り除いたり、 広範囲を1トーン2トーン明るくすることも出来ます。

 

練り消しゴムの特徴の一つ 「柔らかい」という点ですが、強く描かれた鉛筆画には適してないということになります。練り消しゴムを使う前提では、鉛筆を軽く使用する感覚を忘れないようにしましょう。

さらに、削られて汚れを落とすプラスチック消しゴムと違い、練り消しゴムは汚れを取り込んでいきます。使用する分だけ切って使い、使わなかった分は綺麗な場所で保管するのがお勧めです。

まとめ

擦筆も練り消しゴムも鉛筆画などのデッサンには欠かせない道具です。

それぞれに適した用途はありますが、その特徴性を生かして全く違う使い方を発見してみるのも楽しいかもしれません。

基本情報と使用例の紹介になりましたが、枠にとらわれずに絵を描いていきましょう。