節分の柊鰯(ヒイラギいわし)はいつからいつまで飾る?意味や処分方法も

節分には豆まきをしたり、恵方巻を食べたりする人も多いですよね。また玄関先に、柊鰯を飾るというご家庭もあるのではないでしょうか。

しかし、柊鰯はいつからいつまで飾ったら良いか分からないですよね。

柊鰯を飾る意味や処分法まで節分について詳しくご紹介したいと思います。

柊鰯はいつからいつまで飾れば良いの?

飾っておく期間は地域によって異なります。

○小正月の翌日(1月16日)~節分の日まで
○節分の日のみ
○節分の日~2月いっぱいまで
○節分の日~1年間

一般的には、節分と翌日の立春までというところが多いですが、地域によっては、鰯の頭が猫に食べられるまでというところもあります。

必ずしも飾る期間の決まりはないので、地域で決まっているのならそれに従えば間違いありません。特にない場合は節分や翌日の立春まででOKです。

柊鰯の正しい処分方法ってあるの?

飾っておいた柊鰯をそのままゴミ箱へ捨てて良いのか悩みますよね。処分方法は以下になります。

○神社で焚き上げ
○玄関先に埋める
○灰になるまで焼いて、玄関先に盛る
○塩で清めてから、半紙に包んで捨てる

神社でお焚き上げをしてもらうときは、近くの神社で行われている「どんと祭」に参加しましょう。

また近くにそのような神社がないという場合には、塩で清めてから半紙に包んで捨てるという方法は1番簡単に処理できると思います。

柊鰯は鬼除けの飾りですから、普通のごみと一緒に捨てるのはやめましょう。

ここからは節分や柊鰯の意味などについて解説していきます。

節分とは?

節分といったら、2月3日だと決まっていると思う人が多いと思いますが、実は違うのです。

節分の次の日は立春ですが、この立春は太陽の角度によって決まります。立春によって節分の日も変わってくるということになります。

立春は太陽の角度が315度になった日と決められています。ほとんど3日が節分になることが多いですが、2021年は2月2日が節分になるのです。

節分は漢字の意味からすると、季節を分けるということになります。

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日本の季節は春夏秋冬と4つの季節がありますよね。節分は季節の始まりの節目になる「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことをいいます。

昔は1年の始まりは立春から始まると考えられていました。1月1日が立春になると、12月31日が節分ということになりますよね。

しかし、江戸時代ごろから1月1日は新年の始まりとして正月祝いをするようになり、立春を2月4日ごろにずらしたといわれているのです。それが今でも残っていて立春の前日が節分ということになります。

柊鰯とは?

柊の枝に焼いた鰯の頭を刺したもので、節分の日に玄関先に飾り鬼よけになる縁起物です。

西日本では「焼嗅(やいかがし)」「やっかがし」「やいくさし」「やきさし」などといった名前で呼ばれています。

柊鰯のはじまりは?

柊鰯の歴史は平安時代まで遡ります。紀貫之が書いた土佐日記にある935年正月の記述「小家の門の注連縄の鰯の頭 柊らいかにぞいひあえなえる」が最古であるといわれているのです。

当時は鰯でなく鯔(ぼら)の頭を使っており、正月のしめ縄飾りに柊の枝と一緒に刺していたとされています。

鯔は出生魚で成長とともに名前が変わっていくことから、めでたい縁起物として飾られていました。ただなぜ節分に飾るようになったのか詳しいことは未だに分かっていません。

この風習が広まっていったのは、江戸時代といわれています。今でも奈良県や福島県では、この風習を受け継いでいっている地域もあります。

柊鰯を飾るのはなぜ?

3月の上巳(じょうみ)の節句には桃、5月の端午の節句には菖蒲のように臭いの強いものや松の葉や柊のように尖ったものは、魔除けや厄除けに効果があると信じられていました。

また「門守(かどもり)」といって、それを出入り口に飾ると魔物や災難を避けることができるおまじないの風習もあったのです。柊鰯はこの門守のひとつとされています。

鰯の生臭い臭いと柊の尖ったトゲは、鬼の苦手なものとされていました。鰯の焼く臭いと煙で鬼が近づかないようにし、柊のトゲが鬼の目を刺して入ることができないようにするのです。

京都では、鰯の焼く臭いで鬼を誘い出し、柊のトゲで鬼の目を刺して退治するという説もあります。

また地域によっては、鰯の頭の代わりにニンニクやらっきょうなどを飾るところもあります。また家の中に飾っているところもあり、飾り方には特に決まりがないようです。

節分に鰯を食べる地域もある?

西日本の一部の地域では、節分に鰯を食べる習慣があります。飾る理由の中でもお伝えしましたが、鰯を焼くことで鬼を近寄らせない目的があります。

食べたあとに鰯の頭を柊の枝に刺して飾っておくということです。確かに鰯丸ごと1匹を無駄にしない方法ですよね。

柊鰯の作り方って?

 

<材料>
鰯の頭1つ  柊の枝(葉のついているもの) 20cm程度

① 鰯の頭をこんがりと焼きます。焼いているときの臭いが鬼は苦手です。
② 柊の枝に鰯の頭を刺します。
③ 玄関先に飾りましょう。
※鰯は丸ごと1匹焼いてから、頭だけ切っても大丈夫です。

 

 

まとめ

柊鰯を飾る家庭は少なくなり、あまり見られなくなりましたよね。

昔からある習慣を大切にして、節分に柊鰯を飾ることを伝えいきたいですね。柊鰯を飾る意味も合わせて受け継いでいって欲しいと思います。