今年も年賀状シーズンがやってきましたね。
なんだかんだ忙しくて後回しにしてしまいがちな年賀状ですが、放っておくと「あ、ヤバい!いつまでだっけ?」と慌てることになってしまいます。
いつまでに出せばいいのか、また遅れた場合の対処法など年賀状関連の悩みを解決します。
目次(ジャンプできます)
2018年年賀状を元旦日届けるには?期限と郵便料金
せっかく書いた年賀状、やっぱり元旦に届けたいですよね。そのためには、2017年(平成29年)12月25日までに出すようにしてください。
年賀状の郵便料金は52円と普通はがきより10円安くなっています。
年賀状を期限までに出せなかった場合の対処法
12月25日までに出せなかった場合はどうなるのでしょうか。
郵便局によると、2017年12月26日から2月28日までに出された年賀状もできる限り元旦に届くように取り組んでくれるようです。
元旦に届くようにするのが礼儀となっている年賀状ですが、昔は「書き初め」の1月2日に書いていたものなので、1月7日までに届けば失礼にはあたらないと思います。
しかし、年の1月7日を過ぎてしまった場合は年賀状ではなく「寒中見舞い」として送るようにしましょう。
また、1月7日を過ぎて出すと、いくら「年賀」と書いてあっても通常はがきの料金(62円)になるので、10円分の切手を貼り足す必要があります。
年賀はがきの販売時期は?
毎年郵便局で販売されている年賀はがき、今年も9月1日から販売が始まっています。
無地のものからディズニーキャラクター・キティちゃん・スヌーピーのキャラクターものまでインターネット通販でも購入できます。(⇒見に行く)
年賀状の書き方
「年賀」の朱書き
自分で作ったはがきや、普通郵便はがきを年賀状に使う場合は、一般の郵便と区別するために切手の下に赤色のペンで「年賀」と書きます。
これがないと、普通郵便とみなされてしまい元旦より早く着いてしまうので注意してください。
基本の書き方
① 賀詞
② 無事の年越えを喜ぶ言葉・交際の感謝・近況報告
③ 今後の変わらぬお付き合いを願う
④ 相手の幸福・健康・繁栄を祈る
⑤ 日付
⑥ 添え書き
賀詞の例、意味と使い方
賀詞とは祝意を示す言葉です。年賀状に良く使われる賀詞の意味とその使い方を紹介します。
一文字の賀詞
・寿:おめでたい・ひさしい・長寿の祝福
・福:幸せ
・賀:祝う
・春:新年・一年の始まり
二文字の賀詞
・賀正:正月を祝う
・賀春:新年を祝う
・迎春:新年を迎える
一文字と二文字の賀詞は、目上の者から目下の者へ使われることが多いです。
四文字の賀詞
・謹賀(恭賀)新年:謹んで(恭しく)新年をお祝い申し上げます
・謹賀(恭賀)新春:謹んで(恭しく)新しい年をお祝い申し上げます
文章の賀詞
・明けましておめでとうございます
・新年おめでとうございます
・謹んで初春のお慶びを申し上げます
・謹んで新春のご祝詞をもうしあげます
目上の人には、4文字か文章の賀詞を使うほうが好ましいでしょう。
年賀状で避けたい言葉
「枯れる」「衰える」「破れる」「失う」「倒れる」「滅びる」などは使わないようにましょう。また「去る」も避けたい言葉の一つなので、「去年」ではなく「昨年」「旧年」などの表現にしましょう。
もうひとつの注意点として、賀詞や年号を重ねない、ということが挙げられます。「元旦」や「1月1日」を重複しないことと、賀詞を使ったら、添え書きには賀詞を書かないようにしましょう。
間違えやすい表現
意外と知らずに使ってしまっている代表的な年賀状の間違いを2つ紹介します。
○「明けましておめでとうございます」「新年おめでとうございます」
「明ける」は、あるひと続きの時間・期間・状態が終わって、次の時間・期間・状態になる。(Goo辞書)という意味なので、「新年明けましておめでとうございます」は新年が終わって、始まるという意味が分からない表現になってしまうのです。
○「――年 元旦」
元旦は1月1日という意味なので、「――年 1月1月1日」になってしまいます。
年賀状つくり用ソフト
最近ではコンピューターで自分独自の年賀状が簡単に作れるようになっています。
• 筆まめ
• 筆ぐるめ
• 筆王
の3つが代表的なソフトです。
編集した写真や、何万ものデザインやイラストを使って年賀状を作成でき、宛名印刷もできます。住所録を作って管理することも可能で、年賀状だけでなく1年中使える豊富なデザインも収録されています。
簡単で便利ですが、価格は5000円前後で、安い買い物ではありません。郵便局の「はがきデザインキット」は無料でイラストつきの年賀状が作成できる優れものですが、有料のソフトと比べると手間と根気が必要のようです。
あまった年賀ハガキはどうすればいいの?
必要以上に買ってしまって、余ってしまった年賀はがきや、宛名を書き間違えてしまったような書き損じ年賀はがき、どうしていますか?
そのまま家に放置、もしくは捨ててしまっている人もいるのではないでしょうか。実は、余った年賀はがきは、郵便局に持っていけば、普通はがきや切手に交換してもらうことができるのです。(この時1枚5円の手数料がかかります)
また、お年玉商品に当選した場合は、書き損じ・未使用の年賀はがきでも、商品と引き換えできるので、チェックを忘れずに。
まとめ
今年も終わりに近づいています。知っているようで知らなかった年賀状の正しい書き方、少しでも参考になればうれしく思います。
年賀状は早めに書いて、早めに投稿するようにしてくださいね。それでは、皆さん、来年も良いお年を!