蛍の光って幻想的で風流ですね♪
昔は、どこにでもいましたが、めっきりと見られる場所が少なくなりました。
「一度は、蛍を見てみたい!」「子供に見せてあげたいなぁ!」と思いますね。
そこで、蛍狩りの時期や自然条件、地域による違いをまとめてみました。
目次(ジャンプできます)
蛍狩りの時期っていつからいつまで?
蛍は、羽化してからわずか2週間しか生きられません。
とてもはかない命なのです。
さらに、源氏蛍は5月から7月に見られます。
平家蛍は、それよりひと月ほど遅れて6月から8月に鑑賞できるそうです。
さらに、地域によっても見られる時期が異なります。
次に見て行きましょう。
蛍を見られる気象条件は?
蛍は、湿度が高くムシムシとした20度以上の気温の高い日に見られます。
しかし、雨の日には鑑賞できません。
また、お天気がよく月が出ている日にも見づらいです。
風のない曇りの日がおススメとされています。
さらに、周囲に外灯や住宅がない自然豊かな場所の方が、背景が真っ黒なので見やすいです。
懐中電灯で足下をしっかり照らしながら観察すると、見られる確率もグーンとアップします。
気候により見られるかどうかが左右されますが…。
自然の生き物なのでこればかりは、どうしようもないですね。
見やすい時間帯もありますので見てみましょう。
蛍の種類や観測しやすい時間帯は?
平家蛍
水田や湿地帯に主に生息していますが、農薬の影響により鑑賞できる場所が少なくなりつつ
あります。
源氏蛍に比べて、光が弱く1秒ほどゆらめくように光るのが特徴です。
源氏蛍
綺麗な川辺で生息しており、蛍の生息地として保護されている場所が多いです。
蛍の中で最も力強い光を放ち、光る間隔が長いのも特徴的です。
平家蛍・源氏蛍いずれも活動する時間帯は、
- 19時から21時頃
- 22時から23時頃
- 深夜2時頃
特に、19時から21時にかけて活発に飛ぶのでこの時間帯を狙うといいです。
さらに、日本にしか生息していない姫蛍もいます。
こちらは、森や峠などの木々が茂っている場所にいるのが、他の2種類と違う部分です。
フラッシュのようにパッと光ります。
姫蛍の活動時間帯は、生息する場所により異なるようです。
多くは、20時から22時そして零時頃に活発に活動します。
蛍狩りシーズンの地域差は?
狭い日本ですが、生き物ですから微妙な気象条件の違いにより見られるシーズンが違います。
- 沖縄・九州 : 5月〜6月下旬
- 中国・四国・近畿地方 :5月下旬〜6月上旬
- 中部・関東地方:6月上旬〜7月下旬
- 北海道・東北地方:6月〜8月
桜前線のように蛍狩りができる地域も北上していきます。
蛍が発生しはじめてから半月後が、見頃のピークです。
鑑賞できる場所は?
長野県辰野町「ほたる祭り」
日本一のホタルの名所です。
なんと1日に1万匹以上の源氏蛍が、美しい光の舞を見せてくれます。
毎年6月の中旬には、盛大なホタル祭りも開催され多くの人たちが訪れることで知られているのです。
兵庫県内尾神社「姫ホタル」
内尾神社の境内で姫蛍を見られます。
見頃は、6月〜7月の1ヶ月間です。
岡山県北房ほたるの里
環境省の「ふるさといきもの100選」にも選ばれています。
源氏蛍、姫蛍、平家蛍の3種類を一度に見られる貴重なスポットです。
5月下旬から7月上旬に足を運んでみて下さい。
まとめ
初夏ならではの風物詩、ホタル!
そんなホタルも気象状況や環境汚染により年々減少しています。
ホタル狩りに行かれる際には、来年も蛍狩りを楽しめるように「ゴミを持ち帰ること」「静かに鑑賞すること」に気を付けましょう!