お水取りが雨の日だったらどうなる?作法ややり方など注意事項も紹介

「お水取り」は、奈良県にある東大寺二月堂で毎年行われている行事です。

正式名称は「修二会(しゅにえ)」といいます。奈良の人々にとって「お水取り」は、なくてはならないものです。

「お水取りが終わらないと春が来ない」ともいわれていますよ。

1250年以上もつづいている伝統行事である「お水取り」を詳しくご紹介したいと思います。

お水取り2018年の日程は?雨の日だったら中止なの?

  • 修二会日程:2018年3月1日(木)~3月14日(水)
修二会とは、東大寺の僧侶が世の罪をすべて背負い、人々に代わって苦行を引き受けることです。

国家安泰・風雨順時・五穀豊穣などを願う行事なのです。

  • お松明:毎日19:00~
    ただし12日(月)は19:30~、14日(水)は18:30~行われます。
  • 籠松明:12日(月)19:30~
    お水取りの儀式の前に行われます。
  • お水取り:13日(火)午前1:00~
※雨の日でも行われます。

修二会後の15日には、行事で使われた金襴(きんらん)の帽子を幼児にかぶせる行事「達陀(だったん)」が行われます。

健やかに育つといわれているので、小さなお子様連れでにぎわいます。

10:00~15:00まで行われていますよ。

お松明って何?お水取りの作法ややり方もご紹介!

お松明

毎日10本(40kg・長さ7m)の松明で行われます。

12日の深夜に行われるお水取りの日には、11本になり通常よりもサイズが大きくなるのです。

重さ70kg直径70cm長さ8mにもなります。とても迫力が増します。

これは連行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる、選ばれた11名の僧侶の道明かりとして燃やされています。

 

2月20日から別火(べっか)と呼ばれる前行が始まります。

そして3月1日~14日までの2週間、東大寺二月堂にて修二会の本行が勤められるのです。

二月堂の舞台の上で、松明を振り回したり松明を持って駆け抜けたりする様子が迫力のあることから、たくさんの観光客が集まるようになりました。

昔から松明の火の粉を浴びると健康になる、幸せになるといわれていることから、ご利益を得るために燃えカスを護符として持ち帰る人も多くいます。

お水取り

お水取りとは、決められた時間に神社に行ってお水を汲んで飲むことです。

そうすることで、開運につながると信じられてきました。

東大寺のお水取りは、若狭井と呼ばれる井戸から観音様にお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げます。

一般に向けて「次第香水」というお香水が授与されます。

 

数に限りがありますが、二月堂受納所で配られていますので、早めにチェックしておきましょう。

  • 指定された方角から神社へ入る
  • 指定された時刻より後に家を出る
  • 授与されたら必ず礼拝する
神社からもらってきたら、終わりではありません。

飲み方にもきちんとした作法がありますよ。

  • 自宅に帰ったらコップに注ぎ、神棚に供える
  • 供えたあとコップ1杯飲む
  • 残りはお茶にして飲む
たくさん飲んだほうが徳を得ることができるといわれています。

お水で飲まなければいけない決まりはないので、沸騰させても良いでしょう。

徳が減ってしまうことはありません。

井戸水なので、沸騰させたほうが安全かもしれませんね。

そして、早めに飲むように心掛けましょうね。

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お水取りではこんなことに注意しよう!

お水取りには、細かい作法がありましたね。

こんなことにも注意が必要ですよ。

身内に不幸があった場合には汲むことができません。

以下の忌日数が経過するまでは待ちましょう。

  • 父母:50日
  • 嫡子:20日
  • 養父母:30日
  • 夫:30日
  • 妻:20日
またこんなことも注意するようにいわれていますよ。

  • お水取りにいった帰り道を決して振り返ってはいけない
  • 道中に知人にあっても口を聞いてはいけない
とても細かい決まりですね。

ただご紹介したものは、代表的なお水取りの作法ややり方の注意点です。

神社仏閣によって異なることもありますから、確認しておくと良いでしょう。

お水取りの基本情報とアクセス!

基本情報

  • 場所:東大寺二月堂
  • 住所:奈良県奈良市雑司町406-1

アクセス

電車とバス

  • 近鉄奈良駅から徒歩20分
  • JR奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」で下車、徒歩約5分

  • 京奈和自動車道「木津IC」から奈良バイパス経由、国道369号
  • 第二阪奈道路から宝来ランプを国道369号に向かい直進
特に12日はたいへん混雑し、入場規制が行われるほどです。

公共交通機関を利用したほうが良いかもしれませんね。

まとめ

奈良の東大寺で毎年行われる「修二会」、通称「お水取り」。

お松明やお水取りがテレビで取り上げられてから、その日だけでも2万人の人出があるといいます。

ただ松明やお香水のご利益を得るために足を運ぶのも良いでしょう。

しかし、どんな行事なのかあらかじめ知っておくと、感じ方が変わってくるかもしれませんね。

テレビでは松明の迫力や人の多さ、お香水のご利益にしかスポットライトは当たりません。

世間の人々に代わって、苦行を引き受ける僧侶たちのことも忘れてはいけないと思いますね。

お水取りの日は、たいへん混雑しますので、余裕を持って出かけましょうね。