【禍福は糾える縄の如し】の意味や例文!反対語・類義語・語源など

「禍福は糾える縄の如し」(かふくはあなざえるなわのごとし)は新聞の社説で、目にされる方も多いと思います。

でも普段あまり使わないことわざの意味って良く分からないですよね。

今回は「禍福は糾える縄の如し」の意味や使い方について見て行きましょう。

さらに、せっかくの機会なので、反対語や類義語、語源についても説明させて頂きます。

禍福は糾える縄の如しとは?意味を解説

一言で言えば、「人生を現時点で、幸せであるか、不幸かと予想できない」という意味です。

より分かりやすく「禍福」「糾える」「縄」と単語ごとに、説明させて頂きます。

  1. 禍福 = 災いと不幸
  2. 糾える = 縄を絡ませ1本にする
  3. 縄 = ワラを交互に編んで作ったもの

3つの言葉を合わせると、「災いと幸福は、編んだ縄目の表裏が交互に出るのと同じように、代わる代わる来るものである。」となります。

より深く解釈すると、以下の2つの意味が込められているのです。

  1. 不幸だと思ったことが幸せにつながったり、幸福だと思っていたことが不幸になることもある。
  2. 成功も失敗もめまぐるしく変化する。

奥深い内容で、人生における良き教訓となる言葉だと思います。

禍福は糾える縄の如しはどんな時に使えばいい?例文など

意味を知っていても使うことができなくては、ただの知識にしか過ぎません。そこで、使い方の参考例文を記載させて頂きました。

例文1
人生って、禍福は糾える縄のごとしだなぁ〜。
色々と辛く悲しい思いをしたけれども、グッと我慢したお陰で、実りの多い幸せな一生を送ることができた。
例文2
今は、辛いことばかりだけれども…。
「禍福は糾える縄のごとし。」という、ことわざもあるのだから、グッと我慢しよう。
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禍福は糾える縄の如しの反対語と類義語

反対語

  • 人生ばら色
  • 悪いことがない、良い事ばかり
  • 順風万風
  • トントン拍子
  • 万事順調
  • 福徳円満

類義語

  • 人生何があるか分からない
  • 禍福は、予測しがたい
  • 一寸先は闇
  • 沈む瀬あれば、浮かぶ瀬あり
  • 人生万事寒翁が馬
  • 楽あれば苦あり
  • 上り坂あれば下り坂あり

参考サイト;https://www.weblio.jp/

禍福は糾える縄の如しの語源は?

中国の古い歴史書、以下の2つが、起源と言われています。

・史記・南越列伝(著;司馬遷)
・漢書(班固、班昭著)

「史記・南越列伝」の記載

書き下し文;
禍いによりて福となす。成敗の転んずること、譬えれば糾える縄のごとし。
意味 ;
不幸に遭遇したからと、いつまでもその状態が続く訳ではない。
辛い経験を活かして、幸せに繋がることもある。
成功と失敗は、人生の中で交互に訪れるので墨縄のようだ。

「漢書」の記載

書き下し文; それと禍いと福、何ぞ糾える縄に異ならん。
意味 ; 不幸と幸せは、墨縄の縄目と同じように交互にやって来るものだ。

*注訳;墨縄(すみなわ)の意味;墨糸と同じ。

久々の漢文にちょっと「疲れた。」と感じられる方も多いと思います。

今回はこれで終わりです^^

まとめ

「生きて行くのって大変だけれども、幸せなこともたくさんある。」と祖母から聞かされたことがあります。

まだ、小さかった私は、「年寄りの言うことだから…。」としか思えませんでした。

しかし、40歳を過ぎた今…。人生は、本当に「禍福は糾える縄の如し」という意味がよく分かる、年齢になりました。

いい時もあれば、辛く悲しいこともあります…。だからこそ、人生が彩り豊かになるのです。

困難に遭遇した時に「きっといつかは、幸せが来る!」と思える、心強い言葉なので、覚えておきましょう!